これはもしかしたら恋?
「ほ、欲しい―♡」
「どうしても、この子が欲しいー♡」
普段、衝動買いとかってあんまりするほうじゃないんですが、このトイプードルのワンちゃんだけは、猛烈に魅かれて魅かれてしょうがない!
これは、なんだか乙女の恋心みたい(もう、乙女じゃないけど)。
衝動的に湧き上がる乙女の恋心は、だれにも止められないのだぁ~
パパ(=夫)に相談してみようかなぁ。
でも、どうせまた今度も、ダメっていわれるんだろうなぁ。
やっぱ、相談するのやめとこっかなぁ。
いや、待てよ、ここでチャレンジせずにあきらめていいのか、私?
私に勇気をくれたドキュメント映画とは?
【出典:fulu(フール―)】
「夢のわんこライフ」は夢のまた夢……
なんてあきらめかけた私の脳裏にふと、ある映画のワンシーンが浮かんできました!
その映画の名は「フリー・ソロ」!
この「フリー・ソロ」っていうのは、つい最近、fulu(フール―)で見たドキュメント映画なんですが、これがもうすごいのなんのって、まさにクレイジーです。
ロープや安全装置を一切使わずに、エル・キャピタンと呼ばれる断崖絶壁を1人で登っていくという話。
これのすごいところは、この話が作り話のフィクションじゃなくて、正真正銘、本物のドキュメント映画だってこと。
命綱なしに素手で全長1㎞以上の断崖絶壁を登る人が、この世にいるなんて信じられますか?
考えただけでも震えちゃう……ブルブル
まさに、アンビリーバボーの世界です!
この1時間38分のドキュメント映画を見てる間は、手に汗にぎるを通り越して、いまにも失神してしまいそうでした。
見てるだけで、頭がクラクラしてくるぅ~
お願い!滑らないで~落ちないで~
んでもって話しを元に戻すと、この映画の最後のクライマックス「無事、登頂に成功したシーン」が私の脳裏にズバズバっと浮かんできたんですね。
「1㎞以上の断崖絶壁を命綱なしにたった1人で素手で登りきる」
世の中には、こんなだいそれた大きな夢を達成した人がいるんだから、彼の夢に比べれば、わたしが「かわいいワンちゃんを家に迎えて夢のわんこライフを送る」っていう夢なんて、かなわないはずないじゃん!ってね。
比べるだけ、おこがましいかもですね(反省m(__)m)
ワンちゃん飼ってもいい?
fulu(フール―)で見た「フリー・ソロ」というドキュメント映画に勇気をもらった私。
いざ、出陣!
私:「ねえねえ、パパー(=夫)、すっごくかわいいワンちゃん見つけたんだけど、ちょっと見てくれない」
パパ:「どれどれ?」
「おーっ!これはかわいいワンちゃんだね」
「こんなかわいいワンちゃんがいるんだ」
私:「でしょでしょ?」
「こんなかわいいワンちゃんが、毎日うちにいたらいいと思わない?」
パパ:「たしかに、いいかもね」
えっ?なになに?
これはもしかして、OKってこと?
いったい何が起きたの?
考えてみれば、これまでは「ワンちゃん飼っていい?」っていうだけだったので、ワンちゃんのかわいさがイマイチ伝わってなかったのかも?
くぅ~っ、私の戦略ミスだったのかぁ~?
いやいや、そんなことはない。
ちゃんと、ワンちゃんの写真見せたこともあったし、ペットショップでかわいいワンちゃんを目の前にして「飼ってもいい」アプローチしたこともあったし……
ということは、やっぱ、この子が超かわいいので、パパもこのかわいさにやられたってことかな?
パパ:「でもさ~」
私:(ドキッ!)
パパ:「どうせ飼うんだったら、もうちょっといろいろ探してみた方がいいんじゃない?」
「もっとかわいい子、いるかもよ?」
私:(おどかさないでよ、やっぱダメっていわれるかと思ったー)
「うん、じゃあ、もうちょっと調べてみるけど、本当に飼っていい?」
パパ:「いいんじゃない」
「去年のクリスマスのこともあるからね」
私:(ん?去年のクリスマスって何のこと?)
「去年のクリスマス?」
なんと、約1年前にあたる「去年のクリスマス」から、勝利の女神は私に微笑んでいたのでしたー
つづく